有難い
すがるための藁を探しに行ったときに見つけた張り紙。
先週プチパニックになって各所で泣きまくった後、
今週はだいぶ落ち着いたとはいえ、会う人会う人にホームシックであると公言し、
暗い話のお裾分けをしながら、少しずつ周りを暗い気持ちにさせていた昨今。
お話の相手は目に映ったヒューマンカインドってことで、
それこそ、寮のお掃除に来てくれるおばちゃんにも話したのね。
たまたまキッチンにいたその日水曜日は清掃の日で、
軽く会話しながら、お皿洗いながら、涙目のひきつった笑顔で
おばちゃんにホームシックをお伝えしたの。おばちゃん、確実にスコッティシュで、
話してる間中ずっと「Oh,It's a shame!」って言ってて。
最初、私の翻訳こんにゃくが勝手に「恥を知れ!」ってはじき出してたんだけど、
あとで調べたら違う意味だった。そらそうだ。おかしいと思った。ははは
だって、おばちゃん本当に悲しい顔してたから。
で今日、寮の管理事務所の人から突然メールが。
「突然のメールすみません。うちのスタッフから、貴方がホームシックであると聞きました。家族と遠く離れて勉強することは大変で、そうなるのは自然なことです。学校にはあんなサービスやこんなサービスもあります。私たちはいつでも貴方の話し相手になります。あなたの気持ちも勉強も、うまくいきますように。」
こういうのって日本では絶滅した優しさだよね。
個人(私)のメールの目的外使用でしょ?
アホの極みだけど、私の仕事場では、そういってクレームつける人を
常にセンターにおいて対応を考える事の、なんと多いことか。
もう最近、いろんな人に同じ話してるから
ホームシックがテーマだとすらすら喋れるようになったわ(笑)
でもお陰で本当に気持ちが最近落ち着いてきて、
多分それは、行く先々でほとんどの人が、真剣に話を聞いてくれたからだと思う。
「頑張ってここに話に来てくれてありがとう」って何回も言われた。
色んな人にちょっとずつ救われながら
今日も僕は図書館に座ってる。