さんぽ
引きこもりのプロの俺、ずっと部屋にいるのは無理と悟った。
自分で自ら専ら部屋で呆けるのと、
外に行くな、じっとしてろって言われて部屋にいるのって、
結果は同じだけど、そこには雲泥の差があるのだと
自律神経大佐がここんとこ口を酸っぱくしてらっさる。
お外へ行こう。
そもそも行かな、光合成覚えないと死んでまう。
寮の管理事務所も閉まったから荷物もこれで届かない事決定。
そもそも配達やってなかったみたいだけどね。
買い物と散歩のためなら一日一回外に出ていいらしい。
買い物一回、散歩一回のカウントじゃないんだろうな…とセコイ事考えつつ、
これって日本だったら散歩のおまけつけてくれたのかしら?って考えてみたり。
だからきっと’おまけ’じゃないんだよ。
それだってこの先無くなっちゃうかもしれないし。
本来、元々家から一歩も出ない日が1週間続いても全く苦じゃなかった俺は
散歩も買い物も行けるならそんなに生存条件変わらないんだと気づいた。
友達もそんないないので会う約束もほぼ無い。
何がこんなに俺様を不安にさせるのか理解に苦しむ。
自律神経大佐の回答を待ちたい。
何が辛いって、酒飲みに行けない事。
酒 飲みたい 酒 飲みたい マック食べたい 酒 飲みたい
部屋で飲まないルールを一時的に効力停止にする時が来たのではないか。
目の前に広がる想像は、非常に容易く且つ的確に未来を描けるやつ。
アル中や。簡単やろ。
ささ、買い出しに行かなくては。
人のいない繁華街って、独特の雰囲気を出すよね。
それを「わぉ」とか「Wow」とかしながら闊歩するしかない。