捨てたチャンス
金曜の図書館が好きだ。ガラガラだから。
今日ももちろん夕飯はチョコチップマフィン。
今週は驚くほど一週間が早かった。
何をしたわけじゃないのに酷く疲れていて、昨日ご臨終。
気持ちばかり焦ると体にこんな影響がでるって、それこそレポートが書けそう。
状況は好転するはずもないけど、気持ちだけは何とか保ちたくて
グミをもぐもぐして、同じ曲をエンドレスで聞いて
なんとか、なんとか生きつないでる感じ。
コンピューターのクラスにかなり心をえぐられてて、
でも六週間もやってると、なんとなくわかってきた。
私がやってるのは、本当に表面のいっちばん上の、初歩ですらないって事。
だからさ、深追いしないで、まずはPythonの理解じゃなくて
課題の提出を目標とするべきだって事。
目標と目的は違って、まずは短期の目的を完遂しなければいけない。
落ち込んでも泣いていても、開き直ってもネットからパクってもなんでも
提出期限はやってきて、ファイルを提出しなきゃいけない。
弱さは強さらしい。修造が言ってた。
それなら私は最強かもしれない。
コンピューターの先生に、テストの日程を聞きに行った。
11月4日以降にならないとわからないらしい。
そもそもそれも、
「自分今鬱なんで、冬休みに日本へ一刻も早く帰りたくて飛行機チケットとりたいから日程教えてや」ってメールから、
→返信無い→突撃。どんだけ。どんだけ帰りたい。→すんごく帰りたい。
私は中々結構この先生の事好きで、多分あちらもそんな感じ。
人と人の、シンプルな好感って、本当に気楽で素敵で、
そこには期待も何も張り付いてない。多分、それがベストな関係だと思う。
たまにいるんだよね、なんか根拠もなく好きな人。
そういう時は大体両想い。
先生曰く、要望が多いからOffice hour(先生に直接突撃できる時間)を設定したのに、
誰一人来やしねぇって。そうなんだよ、そういうもんだなんだよね。
無いと文句言うくせに、チャンスをもらっても使わないやつ。
私は日程の事を聞きに行っただけだったけど(質問できるレベルじゃない)
先生が、宿題はどうだい?困ってないかい?っていうから、
めっちゃ、もちろん、困ってる!って言ったら、
やけくそになった?先生、レポートの構成まで一緒に考えてくれた。
俺、普段こんなことしねんだよ?って言いながら(笑)
馬鹿正直に、今回の課題、ネットに回答が沢山載ってるんですけどって聞いてみた。
コピーしたいのか?って(・∀・)ニヤ ニヤつかれて、
正直に、コピーしたいというか、でもロジックは盗みたいって伝えた。
そしたら、「盗むのは上達の第一歩だね」ってまたニヤついてた。
分かってんだろうな、私がただコピペしないって。
ロジックを盗んで行った分析がクソでも平気か聞いたら、
じっと目を見て、「君はクソじゃないから大丈夫。」って。
それだよ、!そういうのが私を泣かすんだよ!
私でさえ信じちゃう方法で言うんじゃねぇ!
よくも悪くも建前無いからやられそうになるんだよ!!
最後にお礼に、「賄賂です」って言ってハイチュウ渡したら喜んでくれて嬉しかったー
ハイチュウのおいしさ、なめんなよ。ははははは!
今日も何回も人前で泣きそうになって、それでも口の中を噛んで何とか堪えた。
こうやって俺の涙腺と口内粘膜が少しでも固くなっていけばいい。
今日、スーダンから来てるクラスメイトが言ってたけど、
自分の国を好きだ!帰りたい!と言えるのがどんなに素晴らしい事かって。
私の泣き言なんて、セサミレベルだね。
とは言え、私には私の等身大のちっぽけな悩みとか幸せとかがある。
修造曰く、捨てなきゃいけない小さな幸せもあるらしい。
なるほど、で、その幸せが小さかったって、いつになったらわかるんだい?
そこも一緒に答えてくれたらよかったのに、修造よ。